【日本伝統の習い事のお華】魅力や流派など紹介

古来より日本人女性の習い事として定番の、「お華」に興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

習い事としてとっつきにくいイメージを持っていらっしゃる可能性もある「お華」ですが、品のある趣味として伝統的に親しまれてきました。
こちらでは伝統的な「お華」の道具や流派などを紹介します。

習い事の定番・「お華」のはじまり

女性の習い事として定番の「お華」ですが、そのはじまりは古代時代の神様が降り立つご神体として植物などをお供えしていたことが始まりといわれています。
これが後の仏教伝来とともに、仏様に供えるための花として「華道」が始まりました。

今も伝わる「お華」の流派、「池坊」はその名のとおり、京都の六角堂と言うところの僧侶によって、創設されました。

女性に人気の習い事・フラワーアレンジメントと「お華」の違い

女性に人気の習い事の定番、フラワーアレンジメントと生花の違いは何でしょうか?
両者の違いを一言で言うならば、「足し算」と「引き算」です。

フラワーアレンジメントは「ここに何かほしいな…。」と思うところに少しずつ花や葉を足していくのに対して、「お華」は「剪定こそ命」というくらい、いらない花や葉を少しづつ減らしていって、その枝や葉のラインや余白を引き出していきます。

そして、材料もフラワーアレンジメントは花や葉、枝などだけが主流なのに対して、「お華」の場合、野菜や果物、石や流木などの自然物も材料として使われます。

定番の習い事・「お華」の流派

ここでは代表的な「お華」の流派の特徴や家元、公式HPなどをご紹介していきます。

池坊

日本最古のお華の流派です。
「立花」「生花」「自由花」の様式を基本に、草花の生命の持つ自然な美しさを引き出すことを、目指しています。
たとえば虫食いや枯れ葉も、植物の生命の形のひとつと捉えて、そこに美しさを見出して花を生けていきます。

「池坊」という名のとおり、室町時代の京都の六角堂の僧侶によって、創設された流派です。

【第四十五代家元 池坊専永】
池坊は2012年に創立550年の節目を迎えました。
これはまさに、その技が人から人へと受け継がれてきた証です。
永きにわたり、池坊華道を守り続けてきた先達のかたがたに心から感謝しています。

【公式HP】いけばなの根源 華道家元池坊

いけばなギャラリー|いけばなの根源 華道家元池坊

草月流

既成の概念にとらわれずに、自由な発想で花を生けることを目指した流派です。
いける人の個性を大切にして、自由な心を花に託していけていきます。

家庭で生花を楽しむことはもちろん、ウインドーディスプレイや舞台芸術など、あらゆる分野で植物表現をしています。

【第3代家元 勅使河原茜】
移ろい行く季節の中に、身近な自然の存在を実感します。
とくに秋は稼動家にとっては心躍る季節です。貴重な植物たちとの出会いを大切にして、心をこめて表現していきたいと思います。

【公式HP】いけばな草月流 草月の今と勅使河原茜

いけばな草月流 展覧会・イベント作品 | 草月の今と勅使河原茜

小原流

お華の定番様式である、盛花を考案した流派です。
盛花はお皿のような口の広い花器で剣山を用いて、花を盛るようにいけることをいいます。
それまでのお華の線の動きの表現から、面的な広がりを表現できるようになりました。

【第五世 小原宏貴】
6歳にして第5世家元を継承し、日本伝統の「いけばな」の普及と、国内外の芸術活動に力を注いでいます。
【公式HP】いけばな小原流

今月の作品|いけばな小原流

習い事の定番・「お華」の道具

ではここで「お華」を始めるときに必要な道具を紹介していきましょう。
使う道具は流派によって微妙に違います、ここでは一般的なものを紹介していきます。

必要最低限な道具ですので、習い事としてお華を行う際は準備しましょう。

はさみ

「お華」で使うはさみは花屋さんの使うはさみとは違います。
生花専用の「花ばさみ」というものがちゃんとあります。
この「花ばさみ」を使いこなすところから、「お華」のお稽古は始まります。

剣山

花留めとして使います。
それぞれの流派によって形が違います。
よく使うものは丸型で直径10センチ程度のものです。

花器

お華を入れる器のことです。
水盤の基本の形は半月です。
花瓶の基本は筒型のすとんとした形です。
いろんな花にあわせられるように、白や黒など地味めの色を選びましょう。

小さなボールやバケツなど

花を水切りするときに使います。
花の水揚げは生花の基本です。
必ず用意しましょう。

水差し

花を生けた後で水を足したいときなどに使います。

霧吹き

花を生けた後のケアに使います。

花袋

生けた花を持ち帰るときに使います。

習い事の定番・お華の展覧会

百聞は一見にしかずということで、実際に各流派の展覧会に行ってみましょう。

最新の情報は各流派のホームページで確認してください。

まとめ

もしお華を本格的にスタートさせてみたい、体験会に参加してみたいと思う方は各流派のホームページから近くの教室をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ご紹介した各流派のページから体験会の情報など確認することができます。
フラワーアレンジメントとはまた違った趣のある「お華」を、区役所、市役所などの講習会も盛んに行われていますので、皆様も一度はやってみてください。
きっと素敵な時間をすごすことができると思います。