【はじめての茶道】初心者必見!最初に知っておきたいこと

茶道を始めたい初心者に向けて、茶道の基本的な知識についてまとめました。
茶道の世界を知ることのできるおすすめ本から
茶道の道具や知っていると役に立つ基本的なマナーまで、茶道を始める前に抑えておきたい情報をピックアップしています。

初心者でもわかる、茶道の魅力とは?

日本の三道ともいわれる茶道、華道、書道(もしくは香道ともいわれる)の3つ。

茶道とは、湯を沸かし、茶を立て、そしてその茶を振る舞うまでの行為のことを基本とした伝統文化です。
特にお茶とお花は、花嫁修業としても親しまれてきたものです。

ここで大事なのは、茶道とはただ単にお茶を飲むだけの行為ではない、ということでしょう。
あくまでも茶道は、その行為を通して様々な美に触れることに意味があるのです。

たとえば茶室にかけられている掛け軸、お茶請けのお菓子などから季節の変化などを感じ取ることができます。
また、美しい立ち振る舞いが要求される茶会の場では、自身の振る舞いを見直すこともできるでしょう。
和敬清寂という茶道の心得のように、心を清浄に戻すことも可能です。
日々の生活のリフレッシュにも、茶道は向いているのです。

おすすめできる初心者向け茶道の本

奥が深いと言われる茶道の世界。
なんとなくイメージはできたとしても、実際何をするものなのか、お茶を飲む以外にすることがあるのか。
あれこれ疑問を持つことがありませんか?

そんな時は、本を読んでみるのはどうでしょう。
古くから人々に愛されているだけあって、茶道について書かれた書籍はいくつもあります。
その中には初心者向けに編集された本もいくつかあります。
そんな中でおすすめできる本を何冊か選んでみました。

茶―利休と今をつなぐ

茶―利休と今をつなぐ (新潮新書):千 宗屋

茶道というものがどのような歴史をたどり、どのような文化であったのか。
「茶の湯」について千利休の直系である流派「武者小路千家」の茶人が、初心者にわかりやすく解説した本です。
茶道をただ形式的な儀式としてではなく、その背景も含めて造詣を深めるのにこれほど心強い本はないでしょう。

利休にたずねよ


利休にたずねよ (PHP文芸文庫):山本 兼一

解説本はとっつきにくい、という方には小説の形で茶道の世界に振れてみるのはどうでしょうか。
この本は、千利休の人生を描いた歴史小説です。
たぐいまれなる美的センスを持ち、茶聖とまで言われた茶人。
彼が茶室で切腹するその時から遡り、彼の茶に対する美的意識に迫る作品です。

決定版 はじめての茶の湯―点前の基本から茶事まで
表千家家元の指導による最新版の茶の湯入門書

はじめての茶の湯(主婦の友新実用BOOKS Hobby):千 宗左

具体的な茶道の所作が知りたいのならこの本が良いでしょう。
写真が多くわかりやすい構造になっています。
基本的な所作から深い茶道の世界の一端まで触れてあるので、ステップアップにもいいでしょう。
教室で習ったことの復習にもなる、最適な一冊です。

初心者がそろえるべき茶道の道具

では、そんな茶道を始めるためには一体どのような道具が必要なのでしょうか。
茶道教室などでは丸ごとセットで買うこともでき、それを利用するのが一番手っ取り早いです。
ですが、長く続けていくのであれば自分で1つずつ、何に使うのかを覚えながらそろえるのがいいでしょう。

扇子


夏の暑い日に最適の扇子。
これなら使ったことがある、という人もいるのではないでしょうか。
わりと身近にあるものですが、茶道では暑さをしのぐために扇ぐ、といったことは行いません。

基本的には開かず、閉じた状態で使います。
ここで使う扇子は、お辞儀をするときなどに、前に置くものなのです。
なので普通に売られているものではなく、茶道用のあまり大きく広がらないもののほうがよいでしょう。

帛紗


絹でできた二枚重ねの布のことです。
主に茶器を扱う時に用います。
色が流派によって変わるので、習いたい教室に行く前に確認してみるのがよいでしょう。

懐紙


手ごろなサイズの和紙です。
懐に入れて携帯し、お茶請けのお菓子を食べるときにお皿として使用します。
また、口を拭ったりといったことに使えます。
和紙なので、色が複数あったり、透かし模様があったりと種類がいろいろあるので、見て楽しめるのもいいですね。

菓子切り


懐紙と共に持ち運び、文字通りお菓子を切る時に使います。
また細いのでつまようじとしての用途もあります。
様々な素材で作られていますが、基本的にはステンレス製のもので大丈夫です。

懐紙入れ


懐紙だけに限らず、茶席において必要となる道具をすべて入れる袋のことを言います。
いくつかのサイズや作りの違いなどはありますが、扱いはどれも同じです。

他にも必要なものがないわけではありませんが、初心者としての第一歩であればこれだけあれば十分でしょう。
ネットの通販サイトではお茶道具を取り扱う場所もたくさんあります。
実際に見て買いたいという場合は、デパートを覗いてみるのが一番気軽で良いかも知れませんね。

初心者が茶道教室で学べることは?

本などで知識を得ても実際の体験にかなうものはありません。
そこで一番に考えるのは茶道教室に通うことですよね。
でも茶道の教室ってどんな場所があるの? 
そもそも何が学べるの?と、思う方も多いのではないでしょうか。

茶道の流派について

茶道の世界にも流派と呼ばれるものがあります。
有名なのは「表千家」、「裏千家」、「武者小路千家」の三千家です。

しかしこの3つ以外にも数多くの流派があり、初心者の内は全てを把握するのは難しいでしょう。
大切なのは「いくつかの流派が存在すること」と「流派によって所作が違う」ということだけです。
その二つを頭に入れておけば、まずは問題ないでしょう。

流派の選び方としては、自分が住んでいる近所で一番栄えているところというのを一つの基準にするのがいいです。
通いやすさということもありますが、茶道の所作には地方性にも関係があります。
その地方で多く看板を出している流派は、その地方に則した流派になっているはずです。

教室で学べることは茶道だけじゃない

茶道教室で学べることはいくつかあります。

  1. お茶のたて方、技術
  2. 茶道の手順、所作
  3. 和室のマナー

などがそれにあたります。

しかし、教室で学べるのはそういった手法だけではありません。
茶道を通じて様々な方向へと見分を広めることができるのもまた魅力なのです。

たとえば茶室に飾られた掛け軸の鑑賞法。
お茶請けとして出てくる和菓子の表現。
そのほかにも着物や茶器など興味を惹かれる分野がたくさんあります。

初心者でもこれだけは! 茶道の基本マナー


さて、これから少しずつ勉強していけばいい、といっても趣味の場以外でも要求されることのある茶道の知識。
訪問先などでお茶を出されたときに、焦らず行動したいですよね。
お茶を飲むうえで覚えておくといい基本的なマナーだけでも、軽く知っておくのがよいでしょう。

茶室に入る前のマナー

茶室に入る前には、腕時計や長めのネックレスなどは外しておきましょう。
茶器をこかしてしまったり、傷つけてしまっては大変です。
入る前にできるだけ身軽にすることを心がけるといいですね。

お菓子を食べるときのマナー

基本的には上座の方の所作をまねていれば大丈夫です。
自分の次の客に「お先に」と一言断ってから、懐紙にお菓子を取ります。
その後、菓子器(お菓子の入っていた器)を次の人に渡すことを忘れないようにしましょう。
お菓子はお茶が来る前に食べきるのがマナーです。

お茶を飲む時のマナー

お茶が運ばれたら半東(亭主のアシスタントや、お茶などを運んでくれている人です)に対してお辞儀をします。

  1. お菓子と同じように次の客には「お先に」、そして亭主と半東に対しては「お点前頂戴いたします」と言ってお辞儀をします。
  2. 茶碗は右手で取って、左手にもちます。
  3. 飲む前に、茶碗の正面を避けるため、時計回りに2回左手の上で茶碗を回します。
  4. 飲むのはだいたい3口半ほど。
  5. 飲み終わったら畳に茶碗を置き、指で飲み口を拭います。

    指は懐紙で拭きとりましょう。

  6. 茶碗を正面に戻すために先ほどとは反対に2回茶碗を回し、茶碗を置き次の人へと渡します。

茶道の初心者が最初に知っておくべきことのまとめ

茶道の世界は奥が深く、またさらにほかの世界へとの興味をいざなう素敵な文化です。
最初は戸惑うことや、気負うことも多いかもしれません。
しかし、お茶を飲むことは決して堅苦しいことではないのです。
むしろリラックスして、日々の心の疲れを洗い流すぐらいの気持ちで手軽に初めてみるがいいですね。