【着付けのコツ】初心者向け!着物を美しく着るポイント

着物を習い始めて(あるいは独学で)実際に自分で着てみると、いまいち着付けのコツがつかめなくて困ったことがありませんか?
今回は、着付けのコツをポイントごとに紹介します。
また、時短や小道具、着崩れてしまった時の手直しのコツも参考にしてみてください。

着付けのコツ1 衿の裏側がぴったりと体に沿うようにする

着付けのコツは衿の裏側が体にぴったり沿うようすると浮きにくくなります。
手順としては以下のとおりです。

  1. 長襦袢を羽織る
  2. 衣紋を抜く
  3. 下前を決めたら、衿を肩から上面にかけてしっかり何度もなでつける

※この時は半衿の空気を抜くようなイメージで行う。
こうすることで衿が体にぴったりと沿うので浮きにくく、綺麗な仕上がりとなります。

衣紋がつまらないようにするコツ

着付けを上手くするコツを紹介します。

着付けている時は綺麗に衣紋が抜けているのに、時間がたつといつも衣紋がつまってしまう人は以下の3つのコツを試してみてください。

着付けのコツ2 長襦袢を着て衣紋を抜く時に、思いっきり抜

こんなに?!というくらいがちょうどよいのです。
着付けているうちにバランスよい位置になります。

着付けのコツ3 耳たぶの下から後ろは動かさないように意識する

衿合わせ・整えの時に少し意識するだけでも、衣紋の綺麗な状態をキープすることができます。

着付けのコツ4 腰紐2本と安全ピンで衿元と衣紋をしっかりキープする

腰紐を背中と半襟側につけて結ぶことにより、衣紋と衿元をしっかりと固定できます。
手順は以下の通りです。

  1. 腰紐2本のうち1本を半分に折って半分の長さに切る。
  2. 背中心の手幅一杯の所に安全ピンを使い、切っていない方の腰紐をつける。
  3. 半襟のちょっと下の部分に、半分の長さに切った腰紐をそれぞれ安全ピンでつける。
  4. 衣紋を固定するために、背中につけた腰紐を身八つ口からそれぞれ入れる。
  5. 身八つ口から入れた腰紐を結んでからげる。(腰紐が長い場合は切ってもよい)
  6. 5で結んだ紐が横から見た時に水平になっているかチェック。
  7. 衿合わせして、内側に入っている紐を身八つ口から出し、後ろに回し交差させて前で結ぶ。

衣紋をもっと抜きたい場合は背中の腰紐を上の方に、衣紋はそんなに抜きたくない場合は腰紐を下の方につけて調整します。


参照元:衿元が着崩れしない着方

着付けのコツで外せないお端折(おはしょり)

着付けのコツで重要なお端折りの紹介です。

お端折は着付け時につまづきやすい箇所ですが、以下のコツを参考に練習してみてください。

着付けのコツ5 お端折の下線を意識する

ここではお端折の下線に注目してみます。

  • 下線をしっかりと定めて左上にあげる
  • 前のお端折を左上に上げて下線をしっかりとまっすぐに合わせる
    脇から手を入れてなでるようにして下線を真っ直ぐに整える
    ※上部に三角形のようなもたつきができるが、後ほど処理するので大丈夫です。
    ずれないように留めておきたい箇所はクリップで留めておく

  • 左脇も前後の下線のラインをあわせる
  • 左脇の下線も前と後ろの下線が一直線になるように綺麗に整えます。
    上がもたつきますが問題ありません。
    余分に余った部分は後ろの余りを前の余りでかぶせて処理します。

  • 右脇も前後の下線を合わせる
  • 後ろの余分な部分を前の中にいれてかぶせます。

  • 伊達締めで固定する際は下側をしっかりと締める
  • 伊達締めの下側がゆるんでいると、せっかく決めた下線が動くうちに緩んでしまいます。
    帯と同じで伊達締めの下側はしっかり締めましょう。

  • 伊達締めの後で微調整をする
  • 下線の幅は大体5㎝〜11㎝で調整します。

着付けのコツ6 お端折は身長に合わせるのがコツ

ここではお端折が長い場合と短い場合での整え方を紹介します。

  • お端折が長い場合
  • 前側のお端折を左上に上げて下線をしっかりとまっすぐに合わせた後、上部に三角形のようなもたつきができます。
    この部分がだいぶ余り、帯からはみ出してしまいそうな時は、上側も折り返して帯の幅内に収まるようにします

  • お端折が短い場合
  • 腰紐の結ぶ位置を低いところで結ぶと下線が下がり、お端折の幅を確保できます。

体型別に見る着付けのコツ

着付けはただ着るだけではありません。
体型に合った着付けを行うのが、美しく見せる着付けのコツです。

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体型別に着付けをカバーするには補正がポイントになります。
補正には百均で売っているような薄いフェイスタオルが最適です。
ただ、体型によって当てるタオルの種類も厚みのあるタオルなどに変更するなど、自分に合ったタオル・てぬぐいで行いましょう。

着付けのコツ7 胸がある人の場合

  • 胸とみぞおちや腰の部分に段差があるので、そこを補正タオルで埋めていきます。
  • タオルを蛇腹の3段にして厚みがある方を下に、薄い方を上にして胸のカーブに合わせて、前の中央辺りにあてます。
  • 肌着に三角形に作ったタオルを縫い付けてもよいでしょう。

着付けのコツ8 ふくよかな人の場合

  • 腰の後ろだけでも補正タオルを当てると、お太鼓やお端折を作る時に安定します。

着付けのコツ9 細身の人の場合

  • 裾よけの端を後ろまで巻いてしまいがちですが、脇の下の真ん中より後ろにいかないようにします。
  • 手ぬぐいもおすすめです。肌に沿わせる感じで仕上げることができます。


参照元:#209 着付師がお答えします!補整のヒミツ。ゲスト吉澤暁子

一人でできる着付け時短のコツ

一人で着付ける時にはいかに下準備をしておくかがポイントです。
道具をとる度に立ったり座ったりすると、それだけで着崩れしてしまいます。
なるべく立ったまま、手の届く範囲に道具を置いておくとスムーズに着付けができます。

着付けのコツ10 時短

  • 椅子の背もたれに腰紐などを半分に折り返してかけておく。
  • 椅子の座面に帯板や帯、帯揚げを置いておく。
  • 帯枕に帯揚げを巻いて中心に髪ゴムなどで留めておく。

※着付けを始める前にイメージしながら動作確認をすると、なおよいでしょう。

着付けのコツは下着にもある

知らない人も多いのではありませんか?
実は下着も着付けのちょっとしたコツです。

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スポーツブラ、ワイヤーなしブラ、カップブラなど着物を着る時に和装ブラジャーの代用になるブラジャーもあります。
もし、これらを着用してしっくり着付けができない場合は和装ブラジャーとショーツをおすすめします。

着付けのコツ11 和装ブラジャー

普通のブラは帯の上に胸が乗っかってしまうことがあります。
着物に合わせて作られた和装ブラジャーは胸の膨らみが違いますのでお勧めです。
また、レース素材ですと肩のラインが出にくいことと、後ろの衣紋の部分がスッキリと綺麗に空いているので見えてしまうことがなく安心です。

着付けのコツ12 ショーツ

ショーツはウエストが浅いものをお勧めします。
お手洗いに行った時、ウエストが深いとショーツを下げるのが大変です。
ですが、浅いとすんなり下げることができ、着崩れもしにくくなります。
こちらもヒップラインがレース素材ですと表に響くことなく安心です。

上手に着付けていても着崩れてしまった時の手直しのコツ

着物を着て長時間動いていると、着崩れしてしまうこともあるかと思います。
ここではポイントごとに着崩れしてしまった時の対応法を紹介します。

着付けのコツ13 衿元(外衿)がゆるんでしまった時

衣紋の抜けが甘くなり衿元(外衿)がゆるんでしまった場合は、衿の延長線上にあるお端折部分をそっとつまみ、優しく引っ張って調整してみましょう。

着付けのコツ14 衿元(内衿)がゆるんでしまった時

前部分のお端折の内側に衿の延長線上の部分があるので、そっとお端折の内側に手を入れ、つかんで優しく引っ張り調整します。

着付けのコツ15 裾が伸びてしまった時

段差のある所でうっかり裾を踏んでしまって裾が伸びた時は、脇お端折の内側にある紐やベルトを探します。
その上にある布をすっと引っ張ると裾は元の状態に戻ります。
戻しましたら、必ずお端折を綺麗に整えてください。

参照元:着崩れの直し方 by きものたちばな

着付けのコツをマスターするために〜まとめ〜

着物の着付けのコツは色々なやり方がありますが、基本の部分は変わりませんので、ここで紹介した方法を試してみて、ご自分にあったコツを習得してみてください。


何度も練習していくうちに、すんなりと着付けできるようになっていると思います。
着物を着る楽しみがさらに増していきますように。